いわゆる"友達"がいなくても

子供の頃は、いわゆる"友達"がいなくて、悩んでいた。

ここで "友達" と" " でくくったのは、

・四六時中一緒に遊ぶ

・何でも相談する

・電話やラインやらしょっちゅう連絡をとる

というイメージの、親友とも言うのか、そういう人たちである。

 

今も、そんな関係の人はいないが、子供の頃のように悩むことはない。

 

子供の頃は何故悩むかというと、"友達"がいないと学校やら地域で目立ってしまい、人に何とかするよう言われるからだ。

 

グループ分けなり、登下校なりで、集団行動で、渋々どこかの班についていかないといけない。集団行動自体も苦痛なうえに、誰かと友達になるよう言われることも、相手に嫌がられるのも、周囲に憐れまれるのも苦痛だった。

 

もしそのことで悩んで、将来に不安を感じて絶望している人がいたら、それは年を取ればそこまで気にしなくて済むようになる、と、まずは伝えたい。今はネットがあるから、絶望までしないかもしれないけれど。

 

いわゆる"友達"のような形にこだわらないとしても、人間関係とかコミュニケーションとかは出来るに越したことない。だから、諦めて終わらずに試行錯誤はした方がよい。たとえ上手くいかなくても後々振り返れば話のネタくらいにはなる。

 

恐らく悩んでいた人の多くも、きっかけを見つけて普通になるわけで、私のように何十年経っても変わらないのはまれなんだろう。その私も、なんとかなっている。

 

そのどうしようもない、友達がいないのが自分の中で普通だという感覚については、別の記事で書く。